
岸和田薬局伝言板

漢方とエビデンス
確かに漢方は
どれくらいでどのように効くというのが難しい。
それはどのタイミングで身体が戻るかというのは
個人差が大いに関係してくるからです。
7日で効く方もいれば、2ケ月で少し変化あるかな?という方も
多数いる。
しかし、身体に合わせて処方すれば、抜群に効くのは、
歴史が語るというのか、今でも使われる証拠ではないでしょう。
今やたくさんの物が流行り廃りしていく中で、
存在していることを考えると
大変すばらしい。
実際に生薬の成分を抽出して薬は作られてきたこともその証明になる。
エビデンスは難しいが証拠はあるのが漢方である。



脳卒中に関して
今、2020年までには約300万人に達すると言われています。
2016年の調べでは介護が必要になった原因の第2位です。
しかも若くからなる方もいますので、介護する側も大変なんです。
それに再発率も30%と高い!
予後も悪いとなる確率も高い。
これは予防する事が重要ではないかと考えます。
1つは血液を綺麗に保つ。サラサラ血液です。
2つ目は血圧をいかに正常に保つのか?
なぜ、血圧が上がるのかは本当に人それぞれなんです。
それをきちんと考えてあげないと他の部分のリスクがあがります。
3つ目はいかに生活習慣を自分で見つめ直せるのか?
脳卒中は生活習慣病の行きつくところのような感じがします。
ですので、家系というよりはその方向にいく生活習慣なのだと感じる。
そこで体内のバランスを整える事ができる漢方の出番である。
大体、多いのと詰まりかかっているので、落として出すか
流れが悪いなら流す
これが漢方に出来ることなのです。
「延せ健康寿命、続け健康体」
ただ寿命を延ばすのではなく漢方で健康に過ごしましょう。

認知症の予防
認知症の原因も様々ですが、
その1つに、アミロイドβが関わっているという説が
今の時点では可能性が高いと言われている。
ではなぜ、これが頭に溜まるのだろうか?
血流が問題に挙がってくるんですが、、、
そう、脳の血管は細いんです。
皆さん、掃除を思い浮かべて頂ければ、
狭いところの掃除って大変ですよね。
それが脳で起こっているんです。
だから、血流を良くして、丈夫な血管にすることと
血液自体もしっかりとしたものを作れる身体でいる事が大切なんです。
それが漢方では出来るんです。
例えば、血を作る綺麗にするといっても、心臓なのか、肝臓・腎臓または肺なのか
どこかに何かしらの異常があれば、機能は落ちます。
問診で見極め、漢方・生薬を組み合わせることで最大の効果を引き出す。
認知症の予防に遅いはありません。
健康寿命を延ばしましょう!


抗ガン剤の副作用対策
抗ガン剤の副作用の辛さで治療を止めてしまう人
副作用が怖いので治療をしない人がいるらしい
そんな方に漢方が有効ではないかと思います。
なぜなら、漢方は症状に対して1対1対応ではないからです。
例えば、食欲がなくなると体力や免疫も落ちる。
そこで漢方は食欲を増進しながら、気力を補えるので免疫力の向上にもなる。
後は皮膚症状に関しては
乾燥を治しながら、痒み(炎症作用)を抑えてくれる。
そうなんです。
あれもこれも飲むという必要性が少ない。
その他、おう吐・末梢神経障害・倦怠感・眼症状等々
次に、
漢方は効果が遅いというのは間違いです。
実際に、風邪の引き初めに葛根湯
足のこむら返りに芍薬甘草湯
はすぐに効果が出る。それを知っているのに、
他の漢方は違うというのは間違いです。
是非、癌治療に漢方の使い道をお考え下さい。

腎が重要!
肝腎要と言われるように、
実際に腎は身体にとって本当に重要な役割をしているんです。
腎臓の最も大切な働きは、体の中にたまった老廃物や余分な水分を外へ出して、血液をきれいにすることです。
次に体液量とイオンバランスの調整
さらに、血圧の調節も行っています。
その他では、ホルモンの産生・分泌です。例えば、腎臓から産生されるエリスロポエチンは、骨髄での赤血球の産生を促します。
そして、ビタミンDの活性化も行います。それにより、カルシウムの吸収が促され、骨が丈夫になります。
実は血(量と圧)、骨に影響しているのです。
後は、薬の排泄にも重々関わってきます。
しかし、漢方では腎は男女とも20代を境に機能が落ちていくと言われている。
では、いかに腎を活かすか?!
それが漢方です。
補腎と言い、腎の機能を補ってくれるのです。
老化防止、病気予防の第一歩ではないでしょうか?
「続け健康体、延せ健康寿命」

足・腰の痛み
快適に過ごす為に
前回は「冷える」という観点からのお話をしました。
今回は特に多くみられる変形性関節症を取り上げたいと思います。
まず、なぜ骨が変形するのでしょうか?
①筋肉の減少
②骨への栄養が減少
③普段の姿勢
この3点が非常に大きく影響するのではないかと考えます。
漢方では何が出来るのでしょか?
実は骨への栄養を向上させられるのではないかと
私は考えます。
それなら、薬でカルシウムを摂ったりしていると言われるのですが、
そもそも、その薬がきちんと作用出来る状態なのか?という事なんです。
骨にも血液から栄養をもらっています。
その血管が丈夫かどうか?
それと、腎が弱っているかどうか?
漢方ではこの2つを補うことで、根本的なところを改善していく方法です。
痛くて歩けない、歩かないから痛む
この悪循環をなくすため漢方はオススメです。

アトピー性皮膚炎3
痒みの起こる原因
人の体には免疫という防御機構が異常反応を起こして痒みを発生させる!
皮膚などから侵入したアレルゲンは免疫細胞にみつかり攻撃を受けます。この攻撃が炎症反応となる。 免疫細胞は攻撃のために様々な化学物質を出します、その1つがヒスタミンといわれる物質です。ヒスタミンはかゆみや腫れを引き起こす原因物質です。
なので、薬で抗ヒスタミンなどを使うのですがこれでは免疫機能を調節できていないので、薬をやめてしまうと、またぶり返す。
そして、ステロイドは免疫機能自体を抑えてしまいますので、必要な防御反応も抑えるようになってしまいます。
そこで、漢方では免疫機能は止めずに過剰な反応に対して抑える効果のある生薬が配合された漢方を使用し痒みを徐々に抑えていくようにしていきます。なので、時間はかかりますがぶり返しをなくし、本来の免疫機能は抑えずにアトピー性皮膚炎を改善していく方法になる。