岸和田薬局伝言板
睡眠は何故必要か?
私達が睡眠を摂る理由
疲労回復・・・睡眠は心身ともに疲労を回復させる。 睡眠のリズムの中で、深い睡眠(ノンレム睡眠)が得られるほど、体内の修復・回復を促す成長ホルモンが多く分泌され、体内での代謝活動が促進されます。脳も休まり、自律神経の働きが整うため、ストレスからの回復・耐性も向上します。
ストレス解消・・・ 充分な睡眠をとることで脳内の疲労を解消し、内分泌系のリズムを整えることで、ストレスの解消につながります。ストレスによって発生するコルチゾールは過剰になると脳の海馬を委縮させ、過剰な不安感に襲われるなど抑うつ状態につながる。
肥満防止・・・ 食欲をコントロールするホルモンを適切に分泌させることで、余分なカロリー摂取を防ぎ、身体の代謝を促します。
肌質改善・・・ 睡眠中に分泌される成長ホルモンは肌のターンオーバーを向上させ、美しい肌質を作る。
記憶定着 ・・・ 深い眠り(ノンレム睡眠)で体験から得た感情や事柄を整理し、浅い眠り(レム睡眠)で記憶として定着させる。
出来れば6~8時間の睡眠時間の確保を心掛けましょう。
護られている自分と向き合う
様々な症状のなかで、
原因不明というものがこの時代にもたくさん存在する。
先日、お会いした漢方の諸先輩が
私の祖先を観るといってくれた。
お墓を観るということでした。
私の家のお墓は真ん中に大きな墓石と
両側にふっるい墓石がある。
しかし、それは何の意味かも全く知らなかった。
つまり、墓参りは行為であり、何に手を合わせているのか?
分かっていませんでした。
これでは供養されないよと先輩に言われました。
自分を守ってくれるのもが分からないのに、護ってくれるはずもない。
しっかり、向き合うのが祖先を供養していくことなのだと感じました。
私には不定愁訴はありませんが、知らずにいれば
どこかで何か知らの症状が出ていたかもしれません。
これは漢方で云う「気」と通じるものかもしれないと思い
問診の中で、全く分からないときには聞くのも1つの手段ではないかと
思わされました。
最近のダイエットの食事の考え方
流行り廃りが早く、様々な手法があるのが「ダイエット」
しかも、絶対がないのも事実
それにはダイエットの考え方を理解しているかしていないかだと考えます。
例えば、食事方法で
低GI・・・食事をすると、摂取したものは体内で糖になり血液中を流れます。 作られた糖は私たちのカラダを動かすエネルギーとなりますが、急激に増えると「インシュリン」というホルモンが血糖値を下げようとします。インシュリンには脂肪を作り脂肪細胞の分解を抑制する働きがあるので、分泌されすぎると肥満の原因ともなってしまいます。
つまり、血糖値を上げにくい食事をする。
カロリー制限・・・男性の場合、1日の摂取カロリーは1800Kcal前後です。 女性の場合は男性よりも筋肉量が少ないため、少々カロリー消費量が低下します。 女性が1日に必要となる摂取カロリーは約1500kcalです。
つまり、食事量を制限する。
両方とも正しいのです。
では、じゃがいも(100g) GI値 88 カロリー 87
ポテトチップス GI値 60 カロリー 560 です。
GI値だけで見れば、ポテトチップスの方が低いですが、カロリーは断然高いです。
とても分かりやすい例として挙げさせてもらいましたが、何をもって判断するかを間違えれば
ダイエットは大変危険なものになるのです。
ダイエットをするためにしなくてはいけない事は
燃やせる代謝力をいかに上げてあげるかです。
そこを理解すれば、確実に痩せられるのです。
その為の体質改善は漢方で出来ると私は考えています。
漢方とエビデンス
確かに漢方は
どれくらいでどのように効くというのが難しい。
それはどのタイミングで身体が戻るかというのは
個人差が大いに関係してくるからです。
7日で効く方もいれば、2ケ月で少し変化あるかな?という方も
多数いる。
しかし、身体に合わせて処方すれば、抜群に効くのは、
歴史が語るというのか、今でも使われる証拠ではないでしょう。
今やたくさんの物が流行り廃りしていく中で、
存在していることを考えると
大変すばらしい。
実際に生薬の成分を抽出して薬は作られてきたこともその証明になる。
エビデンスは難しいが証拠はあるのが漢方である。