2019年3月
血圧の指標と健康な血管
「これまで『上(=収縮期血圧)140/下(=拡張期血圧)90』(単位=mmHg)といわれていた高血圧の基準が“見直されるのではないか”と注目されているのが、日本高血圧学会が4月に改訂する予定の『高血圧治療ガイドライン2019』。そこでは『上130/下80』未満まで、降圧目標値が引き下げられる方針なんです」(医療ジャーナリスト)
今すぐに治療が必要ではないが、指標が見直された。
なにが目的でしょうか?
実際に健康診断でチェックがついて、気を付ける方はどれだけいるか?
病院に行きなさいと言われても、血圧くらいとほっている方はどれくらいいるか?
厳しくして何が目的なのか?
海外が指標を上げたから日本も見直した?
私自身はしなやかな血管は様々な病気のリスクを予防すると考えます。
しかし、血管がどうかなど測定してくれるところが少なすぎる。
当薬局では、未病から治し、健康寿命を延ばすことを提案しています。
一人ひとりにあった健康法を提案いたします。
骨の話
高齢社会をむかえ、今後も急増することが見込まれる骨粗しょう症
骨粗しょう症の予防には、カルシウムを多く取って「骨量」を増やすことが大切だということは、よく知られています。
もちろん間違いではないのですが、近年、骨量が平均より多いのに大腿部骨折などを起こす人が目立っています。
それは人によって「骨質」に違いがあることが分かってきました。
骨量?骨質?
この2つは何が違うのか?
骨の成分といえば、カルシウムをすぐに連想しますが、それだけでなく、コラーゲンというタンパク質との組み合わせによってできています。コラーゲン、実は骨の強度を支える重要な物質でもあるのです。
私たちの骨の構造を建物に例えると、カルシウムは壁に当たり、コラーゲンは柱に当たります。建物は、壁の量だけを増やしても、丈夫になりません。柱で強化することで、はじめて頑丈になります。 それと同じように、骨を強くするにはカルシウムで骨量を増やすだけでなく、コラーゲンで骨質を高めることが必要なのです。
つまり、「骨量(骨密度)+骨質=骨の強さ」ということになります。
さて、あなたの治療方は今のままで大丈夫ですか?