骨の話

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高齢社会をむかえ、今後も急増することが見込まれる骨粗しょう症

骨粗しょう症の予防には、カルシウムを多く取って「骨量」を増やすことが大切だということは、よく知られています。

もちろん間違いではないのですが、近年、骨量が平均より多いのに大腿部骨折などを起こす人が目立っています。

それは人によって「骨質」に違いがあることが分かってきました。

骨量?骨質?

この2つは何が違うのか?

骨の成分といえば、カルシウムをすぐに連想しますが、それだけでなく、コラーゲンというタンパク質との組み合わせによってできています。コラーゲン、実は骨の強度を支える重要な物質でもあるのです。

私たちの骨の構造を建物に例えると、カルシウムは壁に当たり、コラーゲンは柱に当たります。建物は、壁の量だけを増やしても、丈夫になりません。柱で強化することで、はじめて頑丈になります。 それと同じように、骨を強くするにはカルシウムで骨量を増やすだけでなく、コラーゲンで骨質を高めることが必要なのです。

つまり、「骨量(骨密度)+骨質=骨の強さ」ということになります。

さて、あなたの治療方は今のままで大丈夫ですか?