脂質異常症(高脂血症)

脂質異常症とは、「悪玉」のLDLコレステロールや血液中の中性脂肪(トリグリセライド)が必要以上に増えるか、または「善玉」のHDLコレステロールが減った状態のことです。

食生活の欧米化が進むに連れて、日本人の高脂血症が増えています。脂質は糖質(炭水化物)やたんぱく質とともに、私達にとって必要不可欠な栄養素です。しかし、増えすぎると様々な病気を起こすもととなります。

脂質異常になりやすい要因

・性別…女性より男性の方が危険性が高い。

・年齢…加齢と共に増す。

・喫煙

・ストレス

・運動不足、肥満症

 その他 二次性高脂血症

 • 甲状腺機能低下症 • 肝臓病 • 腎臓病 • 糖尿病 「原因となる薬」 • ステロイドホルモン剤 • 利尿薬 • 避妊薬

等が主な要因となります。

漢方では 

中医学の「痰湿」「瘀血」に属します。

「痰湿」とは、体内に余分な水分が溜まり、血脂(血漿中のコレステロールや中性脂肪)が高い状態。つまり血管の内壁に粥状のドロドロした血脂が沈着、その結果、血の流れが悪くなったり、滞ってしまう(瘀血)ものです。